シャトー・テシエ
このワイナリーの歴史は15世紀にまで遡ります。サンテミリオンのテロワールの北東わずか数キロメートル、粘土質・石灰質の丘陵に位置し、サンテミリオンのテロワールとの類似性が見られます。1920年からはデュラン=テシエ家の所有となり、それ以前はシャトー・デ・ローレのオーナー一族の所有ワイナリーでした。18世紀に建造された優美なシャルトルーズ様式の本館は、デ・ローレ家の人々が狩猟を楽しむためのお屋敷として使用されていました。建物の扉の一部には、外枠上部に雄鹿の角が見つかっています。
~~ さらに詳しく ~~
面積 : 25 Ha
土壌タイプ

このワイナリーの歴史は15世紀にまで遡ります。サンテミリオンのテロワールの北東わずか数キロメートル、粘土質・石灰質の丘陵に位置し、サンテミリオンのテロワールとの類似性が見られます。1920年からはデュラン=テシエ家の所有となり、それ以前はシャトー・デ・ローレのオーナー一族の所有ワイナリーでした。18世紀に建造された優美なシャルトルーズ様式の本館は、デ・ローレ家の人々が狩猟を楽しむためのお屋敷として使用されていました。建物の扉の一部には、外枠上部に雄鹿の角が見つかっています。

1920年以来、ブドウ畑に大きな変化はありません。デュラン=テシエ家の曽祖父にあたる方が同シャトーを購入した当時、すでに40ヘクタールの畑を有していました。それから3代の月日が流れ、その間、各区画の環境に最も適した品種および台木が採用されました。1993年から2003年の間に12ヘクタールの畑に対して再植樹が実施されています。同時に、ブドウの品質向上を目的とした緻密な管理農法が採用され、葉面積を高めるためにブドウ樹の垣根を整備しなおし、除葉を含め、ブドウ畑全体に合理的(レゾネ)農法による衛生維持体制がつくられました。
1993年以降、収穫ブドウの搬入システムが見直され、ブドウへの損傷を防ぐため、建物上階へとブドウを送るためのベルトコンベアが設置されました。ステンレスタンクおよびコンクリートタンクはいずれも温度制御システム付きで、加えて、小型タンクを導入したことにより優良ロットを分けて個別に醸造する設備が整い、アッサンブラージュの卓越性がさらに高まっています。地下には立派な樽育成・熟成庫が整備されており、現在は400の樽が保存されています。毎年50 %の樽を新調して育成作業を行なっています。